Mazzi Fine Art Blog
2021/No.15/I Frutti del Sole(太陽の果実)
2021-07-25 by
MaciI Frutti del Sole(太陽の果実)

オリーブの木の歴史
オリーブの木の起源は明確に定義されていませんが、植物は6000年以上前にさかのぼると考えられています。ヨーロッパでは、バビロニア人とフェニキア人の時代に普及を始め、ギリシャ人とローマ人で最大の威信を獲得しました。スペインの船で1500年にアメリカに輸出され、今日では世界中で栽培されています。
フェニキア人の時代、オリーブの木の栽培は、エジプトとメソポタミアからの大きな需要のために、地中海の人々に大きな経済的および商業的繁栄をもたらしました。ローマ時代には、その価値の高さから「グリーンゴールド」と改名され、加工技術の向上により生産量が大幅に増加しました。
オリーブは非常に珍しい植物になり、神からの贈り物である伝説と神話に運命づけられ、オリーブは地中海の文化と貿易にとって最も重要な要素の1つになりました。

伝説
オリーブの木は、多くの古代の人々によって神聖であると考えられて来ました。長命で何世紀も前の植物です。このため、多くの伝説がオリーブついて長い間受け継がれてきました。最も有名なものの1つはギリシャの起源を持ち、オリーブの誕生に関係しています。
ある日、アテナとポセイドンはアッティカ(現:アテネ)を手に入れようと競争をしました。その競争に、神々の父であるゼウスが介入し、「アテナとポセイドンのどちらが最も地球と人類に利益をもたらすことができるか?その有用な贈り物を知る権利があります。」と雷鳴しました。
ポセイドンは海の泡でトライデントを打ち、競争に勝つために最も速く走る馬を創りました。
一方、アテナは地面で槍を打ち、最初のオリーブの木である地球からの美しい木を産みました。素晴らしい植物は夜を照らし、傷を癒し、病気を治し、また貴重な栄養を提供し、それを栽培するすべての人々に幸福と平和を与えました。
ゼウスはこれを選び、オリーブの銀の葉を祝福し、次のように述べました。「この植物は、私の娘、あなたがアテネと呼ぶ新しい都市を保護します。あなたは人類にオリーブの木、平和の永遠の象徴を与えました。」

その日からアテナはアテネの街の女神になりました。
ギリシャ人にとって、オリーブ油は神々のネクター(果実をすり潰して作られる果汁)と見なされ、エジプト人にとっては、女神イシス(豊穣の女神)からの贈り物であり、聖書では、オリーブ油は神と人との間の平和の象徴として言及されています。これは、この植物が古くからどれほど重要であったかを強調しています。

今日のオリーブの木の重要性
時が経つにつれ、オリーブ油の生産は大きく進化し、今日では地中海式食事の必須の調味料と見なされています。イタリアの風景には常にたくさんのオリーブの木があり、イタリアでは毎日食用されます。
それは、生命の源であり、神からの贈り物であり、太陽の果実とも呼ばれています。
オリーブの木は神性であり、尊重されなければなりません。
アーティストはオリーブの歴史的な重要性と神性さを見事なアートへと昇華させました。

この輝きを是非とも、見に来てください。
I Frutti del Sole(太陽の果実)
"True Sun's Gifts"(真の太陽の贈り物)
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